近年、人気のキッチン家電になっているスロージューサーをご紹介します。健康や美容に、また野菜不足の解消に愛用される方が増えています。
スロージューサーとは?
スロージューサーとは低速回転(スロー)するスクリューで、野菜や果物から果汁を搾ってジュースを作れるキッチン家電です。
従来のジューサーやミキサーと違って「刃(ブレード・カッター)」を用いずにジュースを搾るのが特長です。
スロージューサーとミキサーの違い
ジューサーやミキサーというと刃が高速で回転してすごい音をたてながら野菜や果物を砕いてジュースをつくるというイメージの方も多いと思います。
低速であるところの利点は、ジュースに空気が混じったり、刃の摩擦熱で野菜や果物に含まれる栄養素が酸化することなくジュースとして飲むことが出来るところです。
スロージューサーでつくったジュースは「コールドプレスジュース」と呼ばれ、摩擦熱が加わらずに(コールド)圧しつぶして(プレス)搾り出されることから、健康や美容に効果が高いことから注目されています。
ミキサーでつくるスムージーとの違い
野菜を摂れる飲み物で有名なのはスムージーですが、スムージーはミキサーで野菜を砕いて作られます。
野菜が丸ごとすべて摂れる反面、刃の摩擦熱による栄養素のロスや、食物繊維もすべて含まれるため独特なドロッとした飲み心地が苦手という方もいらっしゃいます。
コールドプレスジュースのメリット
スロージューサーでつくれるコールドプレスジュースのメリットをまとめました。
サラッとした飲み心地
スロージューサーでつくるコールドプレスジュースは、食物繊維が取り除かれるためサラッとした飲み心地が特長です。
栄養が吸収されやすい
歯で噛み砕くまでもなくジュースになっているため、消化吸収がされやすく、生野菜に比べて栄養吸収効率が3.8倍になるという調査結果があります。
すばやく吸収される
また、ジュース状ですので消化も素早く行われ10~15分ほどで栄養素が吸収されれます。
胃腸にやさしく免疫力を高める
スロージューサーでつくるコールドプレスジュースは、消化吸収されやすいため胃腸への負担がすくなく、自律神経を休められるため免疫力を高める効果があるといわれています。
胃腸を休め体調を整える目的で、ファスティングやジュースクレンズといった、コールドプレスジュースだけで過ごす日を設ける方もいらっしゃいますが、最初は普段の食事に加えて野菜不足を補ったり、朝食を置き換えたりするのがおすすめです。
スロージューサーの購入がおすすめの方は?
スロージューサーは自宅に一台あると美味しい野菜ジュースが手軽に飲めて、便利なキッチン家電ですが、特に購入をおすすめしたい方をまとめました。
- 野菜不足の症状(肌荒れ・便秘・口内炎・疲れやすい・体臭・風邪をひきやすい、など)にお悩みの方。
- 野菜不足を飲み物で補いたいけど、スムージーのドロッとした飲み心地が苦手の方。
- 自宅で好きなときにコールドプレスジュースを飲みたい方。
- ジューススタンドや冷凍通販よりも安くコールドプレスジュースを飲み続けたい方。
- 野菜や果物の栄養をしっかり摂りたい方。
スロージューサーで人気のメーカーは?
スロージューサーで人気のメーカー5社をご紹介します。
専門メーカーではヒューロムとクビンス
スロージューサーを発売しているメーカーの中では、専門メーカーの「ヒューロム」と「クビンス」が人気です。
大手メーカーではパナソニックとシャープ
また、なじみのある大手メーカーでは「パナソニック」と「シャープ」のスロージューサーが人気でおすすめです。
新興メーカーではアイリスオーヤマ
新興メーカーの中では「アイリスオーヤマ」のスロージューサーが手ごろな価格で人気と言えます。
人気メーカーを比較すると?
機能面で考えると圧倒的に「ヒューロム」「クビンス」の専門メーカーの製品がおすすめです。
大手メーカーが安心という方には「パナソニック」「シャープ」がおすすめです。
とりあえずお試しと思われる方や、価格面が気になる方には「アイリスオーヤマ」のスロージューサーがオススメです。
ちなみに、世界で最初にスロージューサーを開発したのはヒューロムで、大手メーカーは売れ行きをを見て追随しているカタチです。またクビンスも1,400以上の特許を出願しているなど、専門メーカーとしての強みを持っています。
スロージューサーの価格は?
スロージューサーの価格は幅が広く、ヒューロムで5万円程度、クビンスで4万円程度、パナソニックとシャープが3万円程度、アイリスオーヤマが1万5千円程度と、価格帯がキレイに住み分けされています。
コールドプレスジュースを通販で買うと?
比較対象にしたいのは、コールドプレスジュースの冷凍通販です。
しぼりたてを瞬間冷凍した栄養たっぷりのコールドプレスジュースを通販で購入することができます。冷凍なので自分の都合に合わせてサッと飲める便利さと、体調や美容の効果を実感して、利用する人が増えています。
ただ、1回分が安くても600円台、人気なのは1,000円程度と、日常使いするにはちょっとお高めです。
その点、スロージューサーを使って自分でつくれば、およそ2~3ヶ月程度でコールドプレスジュース通販よりリーズナブルになります。
まずは冷凍通販でお試しも
コールドプレスジュースの効果を試してからスロージューサーの購入を検討したいという方には、冷凍通販はおすすめです。
また、スロージューサー購入後でも、お仕事の忙しい時期だけコールドプレスジュースの冷凍通販を利用する、といった使い方も、無理なくコールドプレスジュースを続けるコツです。
専門メーカーは保証期間が長い
高価格帯に分類されるヒューロム・クビンスのスロージューサーですが、販売店保証がそれぞれ5年・10年と、保証期間が長いのが特長です。
コールドプレスジュースなどの野菜ジュースは、長く摂り続けることで健康や美容に効果を発揮するものですから、保証期間の長さは見逃せません。
スロージューサーの寿命は?
家電製品の業界団体(公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会)が定める修理用部品の保有期間が、ジューサーの場合6年とされています。
これは、販売終了後から6年は修理用部品を持っておくことを業界団体が定めているもので、スロージューサーの場合、購入後おおむね6年は使えるという目安になっています。
スロージューサーで人気の機種は?
スロージューサーで人気の機種を5つご紹介します。実際に使われている方の感想も良好で、使われている方の多い人気機種です。
クビンス ホールスロージューサー EVO-800
スロージューサーは、野菜や果物を小さく切ってから投入して使うのが一般的ですが、クビンスのEVO-800は、大きな投入口で小さく切る手間がかかりません。また、無償修理期間が10年というのも大きな特長で、長く愛用するのに向いているポイントです。
ヒューロム スロージューサーアドバンスド100
スロージューサーの世界シェア№1メーカーであるヒューロムの「アドバンスド100」は、日本の公式代理店である「ピカイチ野菜くん」から購入すると、5年間の保証期間がついてくるほかに、届いてすぐジュースがつくれる無農薬野菜がついてきます。また、到着1週間以内なら使用後でも返品できるのも安心です。
パナソニック ビタミンサーバーMJ-L600
パナソニックのスロージューサーMJ-L600は、フィルターを交換することでコールドプレスジュース・あらごしジュース・フローズンスイーツの3種類がつくれます。また他のスロージューサーより軽くて扱いやすいサイズです。
シャープ ヘルシオグリーンプレッソ EJ-GP1
シャープのEJ-GP1は小松菜やケール・セロリなどの葉物野菜を搾るのに適していることがウリのスロージューサーです。またアタッチメントの交換でフローズンがつくれるところはパナソニックMJ-L600と同様です。
アイリスオーヤマ スロージューサー ISJ-56
アイリスオーヤマのISJ-56はコンパクトな設計が特長で、キッチンの広さを問わずに使うのに便利です。その分、野菜や果物を小さく切ってから使う必要がありますが、スロージューサーにしては低価格なのも人気のポイントです。